北洋銀行マイカーローンの審査は厳しい?在籍確認についても徹底調査
地方の暮らしに自動車はなくてはならない物ですよね。
車がほしいけど一括で払える貯金がない人は、マイカーローンを組んで購入すると思います。
マイカーローンはディーラーや銀行によって金利やサービス内容が違います。
自動車の購入は、決して安い買い物ではありません。
そのため、すこしでもお得に買いたいものです。
そこで、今回は北洋銀行のマイカーローンについて解説していきます。
北洋銀行とは
北洋銀行とは、北海道にある地方銀行です。
北海道に住んでいる人なら口座を持っている人も多いのではないでしょうか。
マイカーローンの他にも、住宅ローンやカードローン、教育ローンとさまざまな種類のローンを取り扱っています。
また、北海道内の地方銀行と信用金庫の中で、
消費性ローンシェア | 1位 |
預金シェア | 1位 |
店舗数 | 1位 |
となっています。
北海道で銀行を利用するなら北洋銀行を使っておけば間違いないといえるでしょう。
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北洋銀行マイカーローンの金利
ローンを検討する上で、最も重視する金利。
北洋銀行マイカーローンでは、金利はどのくらいでしょうか。
北洋銀行マイカーローンは以下のようになっています。
北洋銀行マイカーローン | 来店型 | 来店不要型 |
---|---|---|
基準金利 | 年4.0% | 年3.4%※ |
優遇金利 | 年2.3%〜2.5% | - |
※2020年3月中までの融資実行なら年2.8%
来店型マイカーローン
まず、来店型のマイカーローンについて解説します。
この商品の場合、店頭基準金利が4.0%となっていますが、条件を満たせば金利が低くなります。
その条件は、以下の表のとおりです。
・北洋銀行で住宅資金を利用している人 | 年2.4% |
---|---|
・clover、北洋JCBデビットを利用している人 |
年2.5% |
また、優遇金利に加えて、WEBからの申し込みをすると、さらに0.1%優遇されます。
この条件なら誰でも満たせそうですね。
ただ、注意しないといけないのは、この金利は一次保証会社の審査が通過した時のみ有効だということです。
二次保証会社から保証を受けることになると、金利が1.0%上乗せされるので、覚えておきましょう。
保証会社については、あとで詳しく解説します。
来店不要型マイカーローン
続いて、来店不要型のマイカーローンの金利について。
WEB完結型マイカーローンとも呼ばれるこちらには優遇金利がなく、基準金利のみになっています。
ただ、その基準金利に対して期間限定のキャンペーンが適用されていることがあります。
いま現在、2020年3月31日の融資分までは2.8%の金利で借り入れが可能。
来店が難しい人や、来店型のマイカーローンの優遇金利の条件を満たせない人は、こちらで申し込めば金利が低めで利用できます。
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北洋銀行マイカーローンの特徴
北洋銀行のマイカーローンでは、
・利用期間中ロードサービスが自動付帯
・自動車購入時の付帯費用が50万円まで上乗せ可能
・最長12年間借入可能
・最大10年の借り換えが可能
といった、便利なサービスが用意されています。
では、詳しく見ていきましょう。
利用期間中ロードサービスが自動付帯
WEB完結型マイカーローンの場合に限り、借り入れ中はロードサービスが自動付帯されます。
そのため、事故にあったときやトラブルが起きても安心です。
WEB完結型の金利は来店型の優遇金利と比較すると、最大で0.5%と高いですが、ロードサービスの年会費だと思えば納得できそうですね。
自動車購入時の付帯費用が50万円まで上乗せ可能
自動車を購入すると、スタッドレスタイヤや、カーナビ、自動車保険など、自動車本体以外の出費もあるかもしれません。
北洋銀行マイカーローンなら、このようなオプションの費用に、50万円まで上乗せ可能。
想定外の出費にも対応できるので、安心して自動車を購入できるでしょう。
ちなみに、このサービスは来店型とWEB完結型のどちらでも受けられる便利なサービスとなっています。
最長12年間借入可能
北洋銀行のWEB完結型マイカーローンでは、最長で12年間の借り入れが可能。
最近の自動車の寿命はおおよそ12〜13年ほどなので、新車購入から廃車になるまでの期間がカバーされています。
来店型マイカーローンの場合は、300万円以上の場合のみ12年間の借り入れができ、それ未満の場合は10年以内の借り入れができます。
最大10年の借り換えが可能
北洋銀行マイカーローンの来店型では、残価設定型ローンや、残りの返済期間に関わらず、最大10年の借り換えができます。
借り換えをすることで総支払額が安くなったり、月々の返済額が抑えることができますね。
ただ、WEB完結型の場合は借り換えができないので、借り換えをするなら来店型を選びましょう。
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一次保証会社と二次保証会社がある
繰り返しになりますが、北洋銀行マイカローンは金利が低いだけでなく、お得に借り入れができるサービスが用意されています。
しかし、北洋銀行マイカローンのデメリットとして、保証会社の問題があります。
実は、北洋銀行マイカーローンの保証会社は、
・ノースパシフィック
・潟Iリエントコーポレーション
・潟Wャックス
・潟Zディナ
以上、4つもあります。
このうちノースパシフィックが一次保証会社で、それ以外が二次保証会社です。
審査の結果、一次保証会社から保証を受けられなければ、二次保証会社の審査に移ります。
どの二次保証会社の審査に回すのか決めるのは北洋銀行です。
もちろん、二次保証会社からの保証でもマイカーローンは利用できますが、この場合は金利が1%上乗せされてしまいます。
なので、一次保証会社から保証を受けられなかったら、申し込みキャンセルの検討も視野に入ってくるかもしれませんね。
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北洋銀行マイカーローンの審査は厳しい?
マイカーローンに限らず、ローンをする際に必ず行われる審査。
もちろん、北洋銀行マイカーローンでも審査があります。
銀行は審査が厳しいイメージがありますが、北洋銀行の審査はどうでしょうか。
では、北洋銀行マイカーローンの審査について、厳しいのか、どのような審査をするのか解説していきます。
申込み基準
まず申込基準について見ていきましょう。
申込基準を確認すれば、審査の厳しさもだいたい予測できます。
北洋銀行マイカーローンの申込基準は、
・申込時の年齢が満20歳以上満70歳未満で、完済時年齢が満76歳未満
・継続した安定収入がある
・保証会社の保証を得られる
・北海道内に居住地と勤務先がある
・東京支店を除く、北洋銀行の普通預金口座を持っている(WEB完結型の場合のみ)
※パート、アルバイトの人も利用可能
上記をすべて満たす人となっています。
パートやアルバイトの人でも申し込みができるということは、年収について厳しい制限がない可能性が高いです。
申込基準を見る限り、審査はそれほど厳しくないとみていいでしょう。
ただし、この申込み条件にある通り、北海道に在住・勤務している人でないと申し込みができません。
なので、転勤や引っ越しをする可能性がある人は利用しにくいかもしれません。
そんな人には、全国対応の三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」が向いています。
ネットDEマイカーローンは、勤続1年と年収200万円以上の人なら申し込みができる自動車ローンです。
詳しく知りたい人は、ネットDEマイカーローンの解説をチェックしてみてください。
必要書類
北洋銀行マイカーローンでは、
・普通預金に届出した印鑑
・口座番号が分かるもの(通帳・キャッシュカードなど)
・本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)
・自動車の見積書や契約書
といった書類が必要になります。
このように、自宅にあるものだけで申し込みができるので、書類の準備が簡単です。
500万円以上の借入申し込みの場合は所得証明書の提出も必要ですが、そこまで希望する人は多くないはず。
必要書類が少ないのは、申し込む側としては手軽で助かりますね。
審査の流れ
北洋銀行マイカーローンの審査はどのように進んでいくのでしょうか。
審査には、
・仮審査
・本審査
の2種類があります。
それぞれどのような内容なのか、確認していきましょう。
仮審査
申し込みをしたら、まず仮審査から行われます。
この仮審査の結果をもとに、保証会社が保証してくれるのかが決まります。
この仮審査の結果は3か月間有効なので、購入する車が決まっていなくても大丈夫です。
また、仮審査に通過した後でもキャンセルができるので、事情が変わって車を買わなくなっても安心ですね。
先ほど保証会社の解説でも触れましたが、一次保証会社から保証が受けられないと、金利が1%上乗せされてしまいます。
金利が上乗せされては北洋銀行を選ぶメリットが小さくなってしまうので、申し込みのキャンセルも検討しましょう。
本審査
仮審査を通過したら、本審査を行います。
仮審査は保証会社が行っていましたが、本審査は北洋銀行が審査します。
本審査では、
・提出書類の確認
・申し込んだ情報に間違いないか
といったことを確認します。
また、仮審査に通ったからといって、必ず本審査に通るとは限りません。
そのため、本審査に通って確実に融資が受けられると分かるまでは、車の購入手続きを進めないようにしましょう。
在籍確認
ローンの審査をするときには、在籍確認があります。
この在籍確認は、申込者が申告通りの会社に勤めているのか裏付けを取るために行われるもの。
勤務先への電話連絡によって進められることが多いです。
北洋銀行のマイカーローンでは、在籍確認があるのでしょうか。
これについては、インターネット上では情報が載っていなかったので、オペレーターに直接電話で確認してみました。
オペレーターによるとマイカーローンの場合は電話連絡での在籍確認は行わないとのこと。
これなら、職場に電話がいかないので安心して申し込めますね。
審査にかかる時間
北洋銀行マイカーローンでは、審査にどのくらい時間がかかるのでしょうか。
こちらについてもオペレーターに話を聞いたところ、審査自体は2〜3日ほどの時間がかかるとのことです。
そして、申し込みから借りるまでは10営業日ほど時間がかかります。
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審査に落ちる原因は?
北洋銀行マイカーローンの審査に落ちてしまう人は、何が原因で落ちてしまうのでしょうか。
審査に落ちた原因として考えられるのは、
・年収に見合わない借入額を希望した
・勤続年数が短い
・カードローンなどで借金をしている
・過去に金融事故を起こした。
・申込内容に虚偽や誤りがある
などです。
では、それぞれ解説していきます。
年収に見合わない借入額を希望した
年収と借入希望額の差が大きいと、審査に落ちやすくなります。
一般的に、マイカーローンの借入金額は、年収と同じくらいが相場です。
例えば、年収が300万円なのに600万円の借入を希望したら、審査に落ちてしまいます。
ただ、借入金額を減額することで、審査に通過できることがあります。
つまり、年収よりもマイカーローンの借入金額が少なければ少ないほど審査に通過しやすくなります。
詳しく知りたい人は、北洋銀行公式サイトの「北洋銀行マイカーローン 5秒診断」でいくら借りられるのか調べてみましょう。
勤続年数が短い
マイカーローンの審査に通過するための勤続年数は、1年以上が目安といわれています。
現に、先ほど紹介した「ネットDEマイカーローン」には、勤続年数1年以上という申込み条件が設けられています。
そのため、入社や転職して間もないと審査に落ちやすいでしょう。
しかし、地方に住んでいる場合は、自動車がないと生活が不便ですよね。
そういった人に関しては、配慮してもらえる可能性もあります。
カードローンなどで借金をしている
マイカーローンを申し込む際、すでに他の金融機関から借り入れをしていると、審査に不利となる場合があります。
仮に審査に通ったとしても、今の返済にマイカーローンの返済が加わることで、生活が苦しくなりやすいです。
そのため、カードローンなどの借入がある人は、完済させてから申し込みをしましょう。
過去に金融事故を起こした
金融事故とは、借金の返済に遅れたり、返済できなくなったりすることです。
いわゆる、信用情報に傷がついた状態ですね。
例えば、借金が膨らんで債務整理で解決した場合、5〜10年の間はどこからも借入ができなくなってしまいます。
マイカーローンに限らず、金融事故を起こすと審査に通過するのはかなり厳しいでしょう。
申込内容に虚偽や誤りがある
当然ですが、年収を大きく見せて借入金額を多くしようとしたり、架空の情報を記入したりすると、審査に落ちます。
ちょっとした誤り程度なら、修正をして審査を続行する可能性がありますが、あまりにもミスが多いと審査に落ちてしまうかもしれません。
そのため、申込内容は正しい情報を間違いなく記入しましょう。
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正社員や公務員じゃないと審査に通らない?
正社員や公務員といった人は、信用が高く収入も安定しているので、審査に通る可能性が高いといわれます。
逆に、それらに当てはまらない人は、自分が審査に通るか不安を感じることも多いでしょう。
北洋銀行のマイカーローンでは、アルバイトや派遣社員と言った非正規雇用の人や、個人事業主の人は審査に通るのでしょうか。
【非正規雇用者】
北洋銀行のマイカーローンは、アルバイトやパートの人でも申し込みが可能です。
しかし、正社員や公務員と比べると、収入が不安定だとみなされるので、審査は不利になってしまいます。
審査に通過するためには、借入希望額をできるだけ低くして申し込むといいでしょう。
【個人事業主】
実は、非正規雇用者よりも、個人事業主のほうが審査は厳しくなります。
個人事業主は確定申告の時に、節税目的で所得を低くみせて申告しています。
そのため、審査の時に年収が低いと判断されやすいのです。
また、非正規雇用者よりも収入が不安定になりやすいため、さらに審査が不利になってしまいます。
また、マイカーローンはその名のとおり個人向けの自動車ローンで、事業目的の使用はできません。
仕事で車を使う予定の人は営業車両とみなされ、審査に落ちることも考えられるでしょう。
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ディーラーローンとの違いはなに?
もちろん、マイカーローンは銀行のみで取り扱っているわけではありません。
自動車を販売するディーラーも、ローンの取り扱いがあります。
ディーラーのローンは、車の購入と並行して行うので、簡単に手続きを進められます。
そのため、ディーラーのローンを利用する人も多いのではないでしょうか。
しかしディーラーローンには、
・所有権が販売ディーラーに帰属
・銀行に比べると金利が高い
といったデメリットもあります。
実はディーラーローンの場合、完済するまでは車の所有権がディーラー側にあります。
そのため、返済中に売却をしたいときや完済後には、名義変更の手続きをしなければなりません。
それに対して、銀行のマイカーローンを利用すれば、車の所有権ごと購入者に移動するので、売却するときの手続きも簡単です。
また、多くのカーディーラーのローンは金利が年5%ほどあるのに対し、北洋銀行マイカーローンなら年2.3%まで下げられます。
たった2〜3%ほどの金利差でも、総支払額でみると数十万円も変わってしまうので、自動車のような大きな買い物をする時はできるだけ低金利で借りたいものです。
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他のマイカーローンと比べるとどうなの?
北洋銀行マイカーローンが、ディーラーローンよりも優れた商品だということはわかりました。
では、ディーラー以外のマイカーローンで比較をするとどうなんでしょうか。
最後に、低金利マイカーローンのひとつ、損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローンと金利を比較してみます。
北洋銀行 |
年2.3%〜年3.4% |
---|---|
損保ジャパン |
年1.9%〜年2.95% |
すでに解説したとおり、北洋銀行マイカローンの金利を年2.4%まで下げるのは難しくないので、低金利で借り入れができます。
ただ、変動金利を採用しているので、景気の状況によって金利が上がる可能性があります。
また、北洋銀行マイカーローンは北海道内に居住・勤務する人しか申し込みできません。
一方、損保ジャパンのマイカーローンは、最高金利が年2.95%。
固定金利を採用しているので、完済まで金利が上がらないという安心感があります。
また、ネットマイカーローンというだけあってネットと郵送のみで契約でき、国内のどこからでも申し込みが可能。
北洋銀行の口座を持っていない人や、北海道以外に住んでいる人は、損保ジャパンのジャパンダ・ネットマイカーローンも検討してみましょう。
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